E-School☆ブログ

学生時代から塾講師を経験させてもらい、教員免許を取得、学習塾開業から15年目を迎えました。

お陰様で3,500人以上の生徒たちを見させてもらいました。
勉強がわからなく困っている生徒から、更に上を目指したい生徒まで幅広く見させてもらい、勉強がわからなくて困っている生徒は何故そうなったのか、自分なりに追求しました。

改善できるように教えると、勉強ができなく成績がふるわない生徒が3ヶ月から6カ月くらいで5教科100点以上伸ばすことができるように!

困っている保護者さまはたくさんいおられると思うので、少しでも参考にしていただけたら幸いです!

勉強が苦手な生徒のパターンとは?

学校の授業が理解できない

成績が良くない生徒は学校の授業を理解できていないことが多いです。

本人いわく、「授業中はわかる!」というのですが、実際どの程度わかっているか?と詳しく聞いてみると理解度は5割~6割ほど。

で、実際うちの授業にでてもらうと、すぐにわかります。
なぜ学校の授業がよく理解できてないのか?

それは、言葉の意味を理解していないケースがほとんどです。

つまりは「国語力」

国語力が乏しく、同じ授業をしていても、その人の国語力で捉え方がまったく違ってくるので、それが乏しい人には伝わり切らないのです。

日本語への意識が低く、日常使っている言葉もなんとなくで、話をしているのでふわっとしか捉えてないのです。

また、その時理解できても定着せず、次の授業にはついていけない、宿題がわからずできない生徒がいます。

進学校ではない場合は、基本予習じゃなく復習の宿題を出します。
ですので、学校の授業が理解できてたら、宿題はすぐに終わるはず。
それができない生徒は、学校の授業を理解してないからです。

先生は、生徒に理解させることを目指し授業をします。
できるだけ理解がすすむようステップを踏み段階的に問題を解かせるのです。
つまり授業では、自然と誘導し、「できた!」を体感してもらえるようにすすめます。
いうなれば魔法をかけた状態みたいに。

なので、「授業ではわかっているんだけどな」という生徒が多いのです。
でも実際一人になってみると、その魔法が解けてしまい、「わからない」いうことにその時気付くのです。

ノートを見ても黒板を写しただけで、その内容から自分の頭を使い、規則性を思いつかないとわからないままになってしまうのです。

このパターンの生徒は、どんなにいい授業であっても成績が伸びないです。
私はよく「笊(ざる)」というのですが、いくら教えてもどんどん隙間から抜けてしまい学んだことが貯まらずに成績が伸びないのです。

まずはこの穴を一緒にふさいでいくことが一番重要になってきます。

習慣になっていない

勉強の習慣がまったくついていない生徒も多くいます。
というより、何していいのかわからなく宿題をやって終わりという生徒です。

学校から充実した宿題を出されていればいいですが、最近は自学と言って、自発性を重んじ、なんでもいいから1ページ勉強しましょうという宿題をだす学校を多く見受けます。

それで意味のある自学をしている生徒はもちろんそのほうがいいと思うのですが、何をしていいかわからず、ただ単語を写すだけだったり、漢字を何回も書くだけ、やったということを見せられればいいという意識になっている生徒も多くいます。

勉強のやり方がわからない

単語はどうたって覚えたらいいのか?古典はどうやって勉強したらいいのか?など、やり方がわからず、本当はやることが沢山あるのに、それを気付かず毎日を過ごしてしまっている生徒が多々います。

私自身も、英単語については、最初スペルまで覚えなくても大丈夫と思い込んでしまってて、中学1年の時、大変な思いをしました(笑)

どのように勉強すれば効率よくできるか、どのレベルまで理解すればいいのかわからないまま、与えられたものをただこなしているだけの生徒が非常に多いです。

「勉強ができるようになりたい!」「どうしたらできるようになるのか」を自分で考えることができる生徒はいいのですが、簡単なことではありません。
多くの生徒は、勉強が苦手状態なので、「やりたくない」という意識の方が強く、考えるまでに至りません。

勉強方法がよくわからないまま、自分の中で完結し、自分のやり方が正しい勉強方法だと思っている生徒もいます。

5年ほど前に教えた生徒は、単語はスペルを一語ずつ覚えるものだと思っていました。
例えば「school」の場合、「エス、シー、エイチ、オー、オー、エル」と一語ずつ覚えていました。
どうりで覚えた単語が少ないと思ったら・・・といった感じです(笑)

ケアレスミスが多い

ケアレスミスが多く点数がとれない生徒も多くいます。

ケアレスミスは、意味などはわかっているのに間違いというなんとももったいないミス
なんとかしたいとは思うけど、たいていの生徒はテストを返されたときは「悔しい!」と思うだけで、次のテストはまた同じミスが起きる・・。

私が思うケアレスミスは大きく分けて2種類

  1. 計算系
  2. 答え方

です。

計算系は基礎力不足からで、これは中学生までに絶対直さないと、高校生になってから直すのは本当に至難の業です。

答え方については、国語力不足からです。
聞いたことに対してちゃんと答えられるかをテストでは問われます。
これは社会に出てからも同様で、問題を解いている最中に聞かれているものが何だったか忘れてしまい、これに気づかず解けたことに喜んでしまい、間違えた答えを書いてしまったりしています。

基本的に注意力の問題なのですが、単に注意力だけじゃなく、いくつかの要素からケアレスミスが起こっています。

【パターン別】勉強ができるようになる方法(身に付け方)

授業が理解できていない生徒の場合

必要な要素

  • ・国語力
  • ・集中力
  • ・頭を回転させ聞く力
  • ・ポイントをメモする力

他にも「継続する力」はとても重要な要素だと思います。
大人になったときにも一生使える力です。部活や習い事を長く続けるというのも一つの継続力ですよね。

何をどれ位やったらいいのかわからないという生徒が非常に多いです。
まずは「漢字ドリル」と「計算ドリル」を毎日1ページ進めていく事からお勧めします。
たくさんじゃなくていいんです。
まずは焦らず確実に1歩1歩力を身に付けていく方法を体で覚える
ただその生徒のレベルに合わせた問題集でないと継続できませんのでご注意ください。

わからない問題を毎日1ページずつやるのは苦痛しかありません。
自学でするならまず、自分で無理なく進められるレベルの問題集を毎日1ページずつ時間を決めて」行うことがポイントです。

勉強のやり方がわかっていない生徒の場合

必要要素

  • ・○付けはその場で行う
  • ・間違ったものは何故間違ったのか分析する

前述のように勉強が苦手な生徒は、宿題をこなす事が目標と思っていることがとても多いです。

私は勉強とは「わからないものをわかるようにして、自分で使いこなせるようにすること」だと思っています。

折角、問題集を一生懸命解いたのに、解くだけでで終わりにしてしまうのは時間の無駄使いだと思います。
それをちゃんと○付けまですることにより、どこができて、どこができないのか、自分を知り、どうしたらできるようになるのか考えたり、なぜそんなミスをしてしまったのかを考え分析していく事で、次に繋がっていきます

わからないことを理解し、わかるようになり、使いこなせるようにするのは、とても頭を使うし、疲れてしまうかもしれませんが、できないことができるようになる喜びを知っていれば、克服する方が何倍も楽しくなるものです。

ケアレスミスが多い生徒の場合

必要要素

  • ・国語力
  • ・分析力
  • ・基礎力
  • ・「気を付けよう」という意識

実は私も、中学低学年頃までケアレスミスのオンパレードでした(笑)
あと1問、2問・・・なかなか100点が取れなくて悔しかったです。

でも、間違った問題をただのケアレスミスで終わらせるのではなく、どのようなケアレスミスをしたのかを分類分けなどをしてデータベース化したところ、自分のケアレスミスの傾向が見え、「ここは注意しなくちゃ」みたいに意識的にケアレスミスを減らせることができ、高校生になったときには、どんな長い面倒な計算でも間違えなくなりました。

また、生徒を見ていると、聞かれたものにキチンと的を得て答えられない生徒が非常に多いことを痛感しています。この傾向は年々強くなっていると感じます。

早とちりして、出てきた答えを何も考えずにそのまま書いてしまうようです。

問題の答え方は決まっているし、言いたい事があってても答え方が違っててはもちろん○になりません

また、社会、理科でも漢字が書けずに、△や×になってしまうことも多々見受けられます。(もったいない(; ;))

基礎学力の徹底」が必要なのはもちろんなのですが そのうえで、なぜ間違ったのかをしっかり「分析」し自分を知ること!

そしてそれを続けていくと、自分の間違いパターンが見つけられるようになります
それに気を付けてテストに臨むと、とってもうまくいきます!

E-School☆はこうやってケアレスミスを克服していった生徒を何人も養成しています。
成績上位の生徒であっても実はここで苦しんでいる子が多いので、ぜひ試してみてほしいです。

まとめ

勉強ができるようになるためには、複数の要素が必要になってきます。
国語力、基礎力、注意力、メモする力…etc

しかし、これらは日常生活で習得できるものも多く、いかに普段の生活で頭を使って考えながら生きているか?による部分が多いのではないかと私は思います。

学歴社会ではなくなりつつある昨今、生きていくには考える力すなわち「思考力」が大きな武器となるはずです。
これをしっかり養うため、勉強というツールを使って人間力を学んでいるんだなぁと私は思い、生徒たちと向き合っています。

勉強ができるようになることで、成績や学力だけではなく生きるために必要な色々な力が養成されます。
少しでも早くそれに気づき、努力すれば克服できるようになることを一人でも多くの生徒に体感してほしいと思っています。

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