スマートフォンは、学習やコミュニケーションに便利なツールですが、
使い方次第で心の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
最近では「スマホ鬱」と呼ばれる症状が注目されており、スマホの使いすぎによって気分が落ち込み、やる気が出なくなる状態を指します。
今回は、お子さまが安心してスマホを活用できるように、「スマホ鬱」の症状・原因・対策について詳しくご紹介します。
スマホ鬱の症状
以下のような様子が見られる場合、「スマホ鬱」の可能性があります。
① 気分の落ち込みや無気力
- 何をするにもやる気が出ない
- 勉強や習い事が手につかない
- 理由もなくイライラする
② 睡眠の質の低下
- 夜遅くまでスマホを使ってしまい、朝起きられない
- 眠りが浅く、日中ボーッとしてしまう
- 休日に長時間寝てしまう
③ 集中力の低下
- 勉強中もついスマホを触ってしまう
- 以前より読書や授業への集中が続かない
- 忘れ物やミスが増える
④ SNSやゲームへの依存
- すぐに通知を確認したくなる
- SNSの「いいね」やコメントが気になる
- スマホを取り上げられるとイライラする
お子さまの様子がいつもと違うと感じたら、スマホの使用状況を一緒に見直してみることが大切です。
スマホ鬱の原因
① SNSやゲームによる精神的ストレス
SNSでは、友達の投稿と自分を比べてしまい、「自分はダメだ」と感じることがあります。
また、ゲームでは勝ち負けに一喜一憂し、ストレスを感じることもあります。
② 情報の過剰摂取
スマホには無限の情報が詰まっています。
動画やニュースを見続けることで脳が疲れ、ストレスが溜まりやすくなります。
③ 睡眠不足と体内リズムの乱れ
夜遅くまでスマホを使うと、情報の刺激で脳が興奮し、寝つきが悪くなります。
睡眠不足は、気分の落ち込みや集中力低下の大きな原因になります。
④ 「ながらスマホ」による集中力低下
勉強中や食事中にスマホを使うと、脳が効率よく働けず、集中力が落ちてしまいます。
「ながらスマホ」が習慣化すると、何をしても身が入らない状態になりやすいです。
スマホ鬱を解決・緩和する方法
① スマホの使用時間を決める
「時間制限ルール」を作ることで、使いすぎを防ぐことができます。
目の健康を考えると、子どもの場合、遊びでスマートフォンを使う時間は平日1日30分未満が望ましいとされています。
また、スマホの使用時間が長くなると脳の発達が損なわれ、学力低下のリスクもあります。
例えば、夜は21時以降スマホを使わないなどのルールを決めると、睡眠の質の改善にもつながります。
② スマホの「休憩時間」を作る
お子さまがスマホから離れる時間を意識的に作ることも重要です。
- 食事中はスマホを置く
- 勉強中は別の部屋にスマホを置く
- 寝る1時間前はスマホを見ない
こうしたルールを、ご家庭で一緒に決めて取り組んでみてください!
保護者の方も一緒に実践すると、お子さまも無理なく続けやすくなります。
③ スマホ以外の楽しみを見つける
スマホ以外の楽しみを増やすことで、自然とスマホに依存する時間を減らすことができます。
- スポーツや散歩をする(体を動かすと気分がスッキリ!)
- 読書や趣味に時間を使う(創造的な活動で脳をリフレッシュ!)
- 家族や友達と直接会って話す(リアルな交流が心を豊かにする!
④ スマホの使い方を「学び」に変える
完全にスマホを禁止するのは難しいので、「学びのツール」として活用することも大切です。
- 学習アプリやオンライン講座を活用する
- ニュースアプリで時事問題を学ぶ
- 電子書籍で読書習慣をつける
正しい使い方をすれば、スマホはお子さまの学びをサポートする強力なツールになります。
まとめ
「スマホ鬱」は、スマホの使いすぎが原因で気分が落ち込み、集中力が低下する状態を指します。
しかし、使い方を工夫すれば、スマホは学びや成長の味方にもなります。
✔ 今日からできるスマホとの付き合い方
✅ スマホの使用時間を決める
✅ スマホの「休憩時間」を作る
✅ スマホ以外の楽しみを増やす
✅ 学びのツールとして活用する
お子さまと一緒にルールを作りながら、「スマホとうまく付き合う力」を育てていきましょう!!
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