E-School☆ブログ

10月の公園を歩き、地面に落ちた葉を踏みしめるとカサカサと音を立てます。
木の葉が赤や黄色に色づき、やがて落ちていく。
そんな光景を見ると、つい「落ち葉=掃除の邪魔」「ゴミ」と思ってしまいがちですよね。

けれど、本当にそうでしょうか?
実は、落ち葉は自然のリサイクルの主役なのです。
私たちの目にはただの葉っぱでも、森や土の中ではたくさんの命を支える大切な存在なのです。

今日は、そんな「落ち葉の秘密」と、それを通して見えてくる「命のつながり」について、一緒に考えてみましょう!!!

落ち葉の下では何が起きているの?

落ち葉が地面に積もると、その下では目に見えない小さなドラマが始まります。
ミミズやダンゴムシ、そして微生物たちが大活躍しているのです。
ミミズやダンゴムシ、微生物などは、落ち葉を少しずつ食べたり、分解したりして、落ち葉をやがて土に変えていきます。

この「分解」という仕組みがあるからこそ、森の土はふかふかで栄養たっぷりになります。
木はその栄養を根から吸い上げ、再び新しい葉を伸ばします。
つまり、落ち葉は森の栄養なのです。

私たちが「ゴミ」と思っているものは、自然の世界では次の命の材料なんです・・・!
秋に落ちた葉が、春の芽吹きを支えている。
そのような循環のリズムを感じると、身の回りの自然がちょっと違って見えてきますね。

見えない働きを想像する力=科学の第一歩

科学のはじまりは、想像することにあります。
たとえば、落ち葉の下に潜む微生物は、目で見えません。
でも、「きっと何かがこの葉っぱを分解してるはず」と考える力が、科学的思考の第一歩になるのです。

「どうして?」と感じたとき、その理由を自分で推測してみる。
たとえば――
・落ち葉の下の土は、どうしてふかふかしているんだろう?
・雨が続くと、なぜ落ち葉が早く消えるんだろう?
・どんな虫が落ち葉の下にいるのかな?

こんな小さな疑問が、理科を面白く感じる入口です。
学校の勉強は「覚えること」が多くて大変だけれど、
本当の理科は、観察して想像することから始まります。

もし、週末に公園へ行ったら、足もとを少しだけ観察してみてください。
落ち葉をめくると、小さな虫や土のにおい、湿った空気の中に、
「命が動いている瞬間」を見つけられるかもしれません。

子どもの“なぜ?”にすぐ答えない

保護者の皆さんは、子どもから「なんで?」「どうして?」と聞かれると、ついすぐに答えを言いたくなりますよね。
でも、理科の本当の楽しさは、わからない時間の中にあります
子どもの「なぜ?」には、すぐ答えを出すよりも、こう返してみてください。

「どう思う?」「調べてみようか?」

このような一言が、子どもの想像力をぐんと広げます。


一緒に落ち葉を拾って、じっくり観察するだけでも十分な学びになります。
親が“教える人”ではなく“一緒に考える人”になることで、
子どもは「考えるって楽しい!」と感じるようになります。
秋の自然は、学びの宝庫です。
もし忙しい毎日でも、少しだけ“自然と向き合う時間”を持てたなら、
その体験は、教科書の何ページ分にも勝る学びになるでしょう。

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