いままで多くの生徒を見てきて、あることができている生徒とできていない生徒とでは、数学の成績に大きな差がかなり生まれてしまう!ということを実感しています。
本日は、数学の成績にこんなにも差が広がってしまうポイントを一つご紹介したいと思います。
数学の成績を伸ばす秘訣はココだ!
学生時代から「数学」講師として、3,000人以上の生徒を見てきたわたしが思うのは、
「数学は途中式がとても重要である」
ということ。
数学が苦手な生徒は、ほとんどがわからないからか、結論の答えだけを書く傾向にあります。
途中の過程を飛ばし答えだけ書いてしまうと、なぜその答えにたどり着いたかのという過程がわかりません。
また、本人に聞いても「なんとなく」とか「覚えていない」なんて答えが返ってきます。
だから、思考回路が辿れないので、間違いを修正することがとても難しくなります。
考え方は十人十色でいいと私は思っています。
だから、合っていると思える考え方はそのまま活かしてあげたいのですが、そもそも考え方がないと活かすも何もありません。(笑)
これは、他教科にも言える事ですが「どうやってこの答えに辿り着いたかの途中経過」を説明できる生徒と説明できない生徒では、成長が大きく変わります。
こちらについては、また後日お伝えしたいと思っていますが、それぐらい「途中過程」をしっかり辿るというのは学習において大事なのです。
出来ていない生徒は、「途中式」をとばしてしまう生徒が多いです。(男子生徒に多い)
途中式を省いてしまうから、一か八かの回答となり間違いが増えるし、なぜ間違えたかもわからなくなってしまいます。
とは言っても、途中式を辿る力がついて間違わなくなってきたら、今後は少しずつ省いていき計算スピードを上げることを目指させます。
この段階までくると「苦手」から「得意」の意識へと変わり、グングン成長していきます。
最初は面倒くさがらずにしっかり途中式を書き、頭を整理しながら問題を解決していく能力を付けるべきだと思います。
E-School☆では正解できる子なのかできない子なのかという判断ではなく「どうやってその答えを出したのか」途中式ができている子なのか、そこから生徒の力を判断し指導を行っていきます。
「勉強のやり方」を直せるのは中学まで
E-School☆でも高校から入塾される生徒もいるのですが、その時点で途中式をちゃんと書けない生徒は、数学の成績を伸ばすことがとても難しいと感じています。
なぜならば、
- ・中学生のようにシンプルな問題があまりない事
- ・中学生レベルの問題集では簡単で練習にはならない事
が挙げられます。
解説本でも、中学生レベルの内容はほとんど端折って書かれている為、なぜその過程になるのかを理解したくても書かれてないから理解ができない、解答を見ても、解答の導き方がわからないという事が多々出てきてしまいます。
なので、このやり方はどんなに遅くても高校生になるまでにはできないと数学が苦手な子は克服できないまま大学受験を迎えてしまう傾向があります。
途中式が書けるようになった生徒の成績の上がり方
7月に入塾した中学3年S美ちゃん
中学3年1学期、期末テストの数学は20点(100点満点中)
勉強しなきゃと思ってはいるけど、何から手をつけていいかわからなく、問題を見ると頭が痛くなってしまう状態。
「計算ドリルと漢字ドリルを毎日必ずやる」を宿題とし、まずは勉強の時間の作り方から、勉強のやり方、間違いの改善の仕方などを教えました。
そして2学期の期末テスト・・ナント77点!!!
たった4か月で57点と大幅アップです!!
S美ちゃんのはじけるような笑顔で報告しにきてくれた笑顔が忘れられません。
6月に入塾した中学2年のF子ちゃん
中学2年1学期中間テストは45点
得意だった数学が中学に入ってから点数がどんどん下がってしまい、なんとかしたいとの事。
彼女に色々話を聞くと勉強時間はしっかりとっているけど、ノートをキレイに纏めることで満足してしまうタイプとわかりました。
彼女にも同じく毎日の計算ドリル・漢字ドリルを宿題とし、まずは勉強のやり方、間違いの改善の仕方などを教えました。
そして3学期の期末テスト・・93点!!!
約8か月で48点とこちらも大幅アップ!!
途中式の大切さを理解し書く力を身につけ、考える工程をひとつひとつ理解していくと、解いていく過程で思考回路がつながっていきます。
それが定着し、過程を考えるクセがつくのだと思います。
クセがつくと意識せずに勝手に途中式から答えを導き出す思考回路が働くのです。
こんな簡単な事で数学が出来るようになるのだから、一人でも多く、「数学が苦手!」「数学が嫌い!」と思っている生徒に教えてあげたいです!
おうちでも是非試してみてください!
おうちで試してダメだったら、いつでもE-School☆に駆け込んでくださいね。
最近のコメント