こんにちは。
今日は「偏差値を48から63に上げた秘訣」についてお話ししていきます。
偏差値がそこまで上がったことは、かれこれ10年以上前のことです。
Fちゃんという中学2年生の生徒と出会ったのですが、当時は5教科の偏差値が45前後で、なかなか平均点自体も取ることができませんでした。
しかし、私と出会ってから少し経った頃のこと。
「先生、みんなとは別に宿題を出して!」
とFちゃんは言ってきました。
私はFちゃんがこなせるかどうか心配ではありましたが、本人がやると言っているので宿題を出しました。
次の週に「やってみた?」と尋ねると
「うん、やった。出来たよ! 先生、次はどこをしたらいい?」
と聞いてくるのです。
宿題をやったノートを見せてもらうとしっかりできていて、出来ていないところはきちんと直してありました。
私は計算ミスを無くす方法を教えて、それも加えてやってみることを指導すると、翌週はそこもきちんとやってくるようになったのです。
このように、毎週他の生徒とは別に宿題を出して、やってきたノートを確認して大切なところを説明し、次週までの宿題を出すというサイクルが完成しました。
もちろん、次のテストでは平均点越え!
偏差値は48→54まで伸びました!
それからも少しずつ難しめの問題などの課題を与えて、私とFちゃんの間には毎週ルールのようなものが出来ました。
一時期、偏差値は55前後で停滞することもありましたが、3年生の夏明けの模試では見事偏差値63に!
本当にお見事です。
では、どうしてFちゃんは頑張れるようになったのでしょうか?
それは、目標を見つけたからです。
Fちゃんは「この高校に入って、将来こういう仕事をしたい!」という具体的な目標を見つけました。
そうすると、今自分が何をすべきかがわかり、それが「まずは勉強だ!」ということになったのです。
今では自分の目標をしっかりと叶えて、Fちゃんは看護師になりました。
お給料や待遇も良く、充実した毎日を送っているみたいです。
他にも成績が良い生徒は、将来の目標を持っていることが多いです。
以前「山形東」に合格したTくんは、将来大学教授になって歴史研究をしたいとのこと。
また、Kちゃんという「興譲館」に合格した生徒は、将来看護教諭になりたいと話していました。
夢や目標があると勉強も頑張れるのですね。
ちなみに、私も小学1年生のころから「お医者さんになりたい!」と決めて勉強を頑張ってきました。笑
これは、小さなころから毎日ご家庭でお母様やお父様がそのようなお話をお子様にしているからでしょう。
子どもが勉強をできるようになることは、その子どもにとって学校が居心地の良い場所になる理由の一つにもなります。
大きくなってから「あのときしなくていいって言ったじゃん!」って言われてしまうかもしれません。
間違っても「勉強なんてしなくていい!」なんてお子様には言わないでくださいね。
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