
今回は現代文の語彙に関する問題を出題していきます!
是非、スキマ時間に活用してください!
問題に挑戦
傍線部の本文中における意味として最も適当なものを①から⑤からそれぞれ一つずつ選びなさい。
(あ)彼は、自分の言動が周りにどんな影響を与えるか、などということは顧慮しなかった。
①興味を持って取り上げることはなかった
②感じ取って苦悩することはなかった
③気にとめて反省することはなかった
④気にかけてよく考えることはなかった
⑤関心を払って考え込むことはなかった
答え ④
「顧慮(こりょ)しなかった」と読みます。
(い)そんなおこがましい考えを持ったことはない。
①ばかげていて誤った
②立派でしっかりした
③図々しくて生意気な
④やましくて気が引ける
⑤周りが羨むような
答え ③
(う)彼女は骨身を惜しまない働き者だ。
①何かに夢中になると周囲に気が回らない
②他人のために尽力することをいとわない
③懸命に働き苦労することを嫌がらない
④手間をかけることをもったいないと思わない
⑤体を動かしていないと気が済まない
答え ③
「骨身(ほねみ)を惜しまない(おしまない)」と読みます。
(え)腑甲斐ない結果しか残せなかった。
①情けないほど意気地がない
②不思議なほど報われない
③呆れるほどに遠慮のない
④苦笑いしてしまうほど頼りない
⑤恥ずかしいほど自信がない
答え ①
「腑甲斐ない / 不甲斐ない(ふがいない)」と読みます。
(お)とにかく父は憮然としていた。
①不愉快に思い、物も言わなかった
②驚いて、慌てふためいていた
③気が緩んで、ぼんやりしていた
④落ち着いて、少しも動じずにいた
⑤機嫌よく、うっとりとしていた
答え ①
「憮然(ぶぜん)としていた」と読みます。
(か)意味のない悪あがきはもうやめろ!
①他人の迷惑も考えずにふざけ騒ぐこと
②周囲を無視して自分勝手に振る舞うこと
③じたばたと無駄な抵抗を試みること
④調子に乗って度の過ぎた言動をすること
⑤たちの良くないいたずらをすること
答え ③
「悪あがき(わるあがき)」と読みます。
(き)日本人はスープを音を立てて吸うが、ヨーロッパ人はその音を聞くと眉をひそめる。
①驚きを表す
②怒りを感じる
③不快感を表す
④不思議に思う
⑤感動する
答え ③
「眉(まゆ)をひそめる」と読みます。
(く)非力な私は、彼女にはとても太刀打ちできない。
①威嚇の応酬ができない
②有利な取引ができない
③先制攻撃ができない
④互角の勝負ができない
⑤剣道の試合に挑めない
答え ④
「太刀打ち(たちうち)できない」と読みます。
(け)急用を思い出し、私は踵を返した。
①足を止めた
②予定を変更した
③先へ進んだ
④後戻りをした
⑤後ろを振り返った
答え ④
「踵(きびす)を返した(かえした)」と読みます。
(こ)かまびすしい声に耳を塞ぎたくなった。
①騒々しくやかましい声
②若々しくさわやかな声
③子どもっぽく甲高い声
④じめじてして陰気な声
⑤疲れ切って不満げな声
答え ①
まとめ
お疲れさまでした!最後まで解いてくれてありがとうございます!
少し難しい語彙の問題ではありますが、共通テストや私立大学にも対応できる語彙力を鍛えるために、コツコツ頑張りましょう!
語彙力を高めるためには、
日々の生活の中で自然に言葉と触れ合う工夫をすることが大切です。
たとえば、読書をする際に「なんとなく意味がわかるけれど、説明できない言葉」に〇をつけておき、
後で調べてみるだけでも大きな力になります。
また、ニュースやコラムを読む習慣をつけるのもおすすめです。
内容が難しく感じても、「この言葉、見たことあるな」と思うだけで記憶に残りやすくなります。
さらに、「この言葉、自分ならどう言いかえるかな?」と考える練習も効果的です。
抽象的な言葉や慣用句を、自分の言葉に直すことで、意味の理解が深まります。
日常会話やSNS、先生とのやりとりの中でも、新しい言葉との出会いはたくさんあります。
「聞いたことあるけど知らない」をそのままにせず、
立ち止まって意味を調べるだけでも、語彙はどんどん増えていきます。
語彙力は一朝一夕でつくものではありませんが、「ちょっと気にしてみる」だけでも、確実に変化が現れます。
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