E-School☆ブログ

みなさん、テスト前や受験前になると、こんなことを思ったことはありませんか?
「今日はもう少しだけ勉強してから寝よう」「寝る時間がもったいない」

 

がんばろうとしている証拠ですね。
でも実は、その“寝る時間を削る努力”、逆効果になっているかもしれません

今日は、「なぜ睡眠が勉強にとって大事なのか」を分かりやすくお話しします。

 

記憶は覚えた瞬間に完成していない

英単語を覚えた!
数学の解き方を理解した!
歴史の年号を暗記した!

その瞬間、「よし、覚えた!」と思いますよね。
でも実は、その時点ではまだ“仮の記憶”の状態です。

脳の中では、覚えた情報はまず「海馬(かいば)」という部分に一時的に保存されます。
海馬は、いわばメモ帳のような場所です。

しかし、このままでは長く残りません。
しっかり保存されるためには、別の場所へ移動させる必要があります。

その作業が行われるのが、寝ている間なのです。

 

脳は寝ている間に“整理整頓”している

睡眠中、脳はただ休んでいるわけではありません。
むしろ、とても忙しく働いています。

昼間に海馬に集められた情報を、
大脳皮質(だいのうひしつ)という場所へ移動させ、整理し、結びつけていきます。

たとえるなら、
昼間 → ノートにメモする
夜 → きれいにまとめ直してファイルに保存する

というイメージです。

この「まとめ直す作業」が行われることで、
記憶は短期記憶から長期記憶へと変わります。

つまり、
寝ない=保存作業が不十分

ということになります。

 

徹夜が危険な理由

「テスト前日は徹夜!」
という話を聞いたことがあるかもしれません。

でも、理科的に見るとこれはとても効率が悪いのです。

睡眠不足になると、
・記憶の定着が弱くなる
・集中力が落ちる
・判断力が鈍る
・ケアレスミスが増える

という状態になります。

さらに、脳は疲れると「前に覚えたこと」も引き出しにくくなります。

がんばって詰め込んでも、
本番で思い出せなければ意味がありません。

徹夜は“努力している気分”にはなりますが、
実際の成果は下がってしまうことが多いのです。

 

成績が伸びる人の睡眠習慣

では、成績が安定して伸びる人はどうしているのでしょうか。

共通しているのは、
・毎日だいたい同じ時間に寝る
・寝る前にスマホを長時間見ない
・夜に軽く復習してから寝る

という習慣です。

復習直後に寝ることで、
脳は「これは大事な情報だ」と判断し、優先的に整理してくれます。

寝る前の5〜10分の復習は、とても効果的です。

 

テスト前の正しい過ごし方

テスト前日になると、不安になりますよね。

「あれも覚えてない」「これも確認しなきゃ」

でも、そこで無理をして夜更かしすると、
翌日のパフォーマンスが落ちます。

理想は、
・早めに軽く確認
・いつもより少し早く寝る
・朝に最終チェック

です。

睡眠は「勉強しない時間」ではありません。
記憶を完成させる時間です。

前日にしっかり寝た人のほうが、本番で落ち着いて力を出せます。

 

受験生へ

受験が近づくと、どうしても焦ります。

「もっとやらなきゃ」「寝る時間を削ろう」

その気持ちはよくわかります。

でも、本番で差がつくのは、
・体調が安定している人
・集中力が持続する人
・いつも通りの力を出せる人

です。

体を整えることも、立派な受験対策ですので、この記事を少しでも参考にしてみてくださいね!

 

まとめ

記憶は、覚えた瞬間に完成するわけではありません。

昼間に学んだことは、夜の睡眠中に整理され、強化され、長く残る記憶へと変わります。

だからこそ、
・毎日の睡眠を大切にする
・テスト前に無理をしない
・寝る前に軽く復習する

この習慣が、勉強の成果を大きく左右します。

がんばる人ほど睡眠を削りがちですが、本当に賢い努力は、体と脳の仕組みを味方につけること。
今日から、「寝ること」も勉強の一部にしてみませんか?

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