E-School☆ブログ

10月は、日が短くなり、朝晩の空気がひんやりと感じられる季節です。
受験生にとっては焦りと期待が入り混じる時期でもあります。

夏の頑張りの成果が見え始める一方で、模試や過去問の点数に一喜一憂するお子さんも多いでしょう。


しかし、ここで大切なのは「焦らず、自分のペースを守ること」です。
そして、それを支える保護者の穏やかなまなざしです。

遅くても10月から過去問デビューをしよう

9月までに基礎を固めてきた子どもたちにとって、10月は過去問に初めて触れる良い時期です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ここで大切なのは「完璧に解くこと」ではなく「出題傾向を知ること」であり、
とっつきにくい印象を持たないようにしてください。

おすすめの進め方は次の通りです。

  • 週に1回、1年分の過去問を本番と同じ時間で解く。

  • 採点後は、間違えた問題を「なぜ間違えたのか」を本人が言葉で説明してみる。

  • その理由を、ノートにまとめて「自分だけの復習帳」をつくる。

この過程で、子どもは「自分の弱点を自覚できるようになる」、つまり、自立した学習者への第一歩を踏み出します。

保護者ができる見守り方

10月は、保護者の関わり方が成績の伸びを左右する時期でもあります。
子どもが過去問を解いて点数が下がると、親もつい不安になりがちです。
しかし、この時期の点数は「成長の通過点」にすぎません。
むしろ、「どの単元をどれくらい定着できたか」「ケアレスミスが減っているか」に注目するほうが建設的です。

保護者が意識したい3つのポイント

  1. 結果より過程をほめる
     「〇〇点だったね」ではなく、「最後まで集中できたね」「時間を計って解けたね」と、努力の行動を認める言葉をかける。

  2. 生活リズムを守るサポートを
     夜遅くまでの勉強を続けると、免疫が下がり風邪を引きやすくなります。睡眠時間を削ってまで頑張るより、朝型に切り替える習慣を一緒につくることが大切です。

  3. 親の不安を子に映さない
     「大丈夫かな」「間に合うの?」といった言葉は、子どもの心に焦りを植えつけます。
     代わりに、「あなたの努力は必ず実を結ぶよ」と信じて見守る姿勢が、何よりの支えになります。

体調管理=受験力

この時期、急な冷え込みで風邪や体調不良が増えます。
特に冷たい空気と乾燥は集中力を奪います。
体調管理も「勉強の一部」と考え、以下のような健康でいるための工夫を習慣化しましょう。

  • 整った生活習慣

  • 帰宅後のうがい・手洗いを徹底

  • 勉強部屋の湿度管理

体調が安定すると、勉強のパフォーマンスも安定します。
健康を守ることは、勉強を支える土台なのです。

10月は、知識の総仕上げだけではなく、心・体・学習リズムを整備する時間にもしてください。
また、過去問に挑戦し、親子で焦らず前を向くことが合格への一番の近道です。
「点数が上がらない」時期ほど、成長の芽が地下で伸びています。
保護者が子どもを信じて信じて待てる秋にできたなら、きっとその子は冬には笑顔で本番を迎えられるでしょう。

受験という舞台は、子どもだけではなく、保護者の頑張りもあってこそ成功に近づくものです。
本番までの間、ぜひお子さんに寄り添って、伴走してあげてください。

E-School☆では、勉強に対する悩みを抱えた生徒さん1人1人に寄り添ってサポートをしています。

勉強を教えることはもちろん、生徒さん自身がやる気、モチベーションを高めるためのお手伝いをすることも、E-School☆の役目です!!

少しでも悩んでいることがあれば、メッセージなどでお気軽に相談してくださいね!

 

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